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2004年4月22日
円山動物園 園長
北村 健一 様
ズーチェック・カナダは1984年に創立された動物福祉団体で、飼育下における野生動物
の問題や、そのトレード(取り引き)に焦点をあてた活動を展開しております。カナダに拠点を置き、多数の国際的な問題に対し主導的に関与してきました。
さて、2003年7月、ズーチェック・カナダは貴動物園に対して、京都大学霊長類研究所へのニホンザル譲渡に反対する旨の手紙を送付いたしました。それ以降、貴園が他の動物園へサルの受け入れを打診、不首尾に終わったことを理解しております。最近になりまして、貴園が再びサルを個体数調整の目的で京都大学霊長類研究所へ譲渡することを希望している旨の情報を入手しました。
サルを他の動物園施設へ移譲することがいかに困難であるかは理解するところですが、しかし今回再度、サルの研究施設への譲渡断念を貴園に対し強く求める次第です。
このような行為は、動物とその保全への理解を人々に促すという、現代の動物園が掲げる使命、精神に反するものですし、何よりもサルにとって不利益なものです。
当会独自の調査によれば、サルが京都大学霊長類研究所へ譲渡された場合、彼らもしくは彼らの子孫がナショナル・バイオリソース・プロジェクトの一環として脳研究の実験対象として利用される可能性があります。
この種の研究では、脳へのインプラントや他の侵襲的な処置がサルに施術される可能性があるのではないでしょうか。
京都大学霊長類研究所がどのような方法でサルを利用するにせよ、ズー・チェック・カナダは、研究所へのサルの譲渡を、非倫理的なそして退行的な行為であると確信しております。
どのような条件下であれ、いかなる余剰動物も研究施設へ移譲されるべきではありません。
貴園がサルの問題を解決するための代替方法を見つけ、取られることを強く望みます。研究所へのサル譲渡を中止してください。サルが人道的かつ福祉上、許容範囲の方法で今後取り扱われる旨、ご回答いただけることを望んでおります。
敬具
ズー・チェックカナダ 代表
Rob Laidlaw/CBiol MIBiol
Zoocheck
Canada (www.zoocheck.com)
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